自動サイクラの溶媒ポンプから溶媒が出なくなったとき、どうすればよいですか?
溶媒ポンプが、液体特に溶剤を吸引しなくなる主な要因は次の4つです。
弊社の経験上最も多いのが、(1)の原因です。
他の場合はフリーダイヤル0120-47-6411にご一報ください。
(1)内部の弁関係が完全に乾燥した場合。
使用液が水の場合は、1,2ヶ月使用しなくても問題ありませんが、
揮発性溶剤は乾燥し易いので、1,2週間使用しないでいると発生することがあります。
対処法 : 下記要領で呼び水を少し与えると復帰します。
a)溶媒タンク内に差し込んでいる吸引チューブを一旦抜き、ポンプを作動させながら
吸引チューブ先端から洗浄びんなどで水を注入する。
(チューブ先端を少し持ち上げて行い、吐出側から水が出ればOKです)
b)溶媒タンクをポンプと同じ高さにして1分以上試運転させる。
水と混ざった分は廃棄し、その後吐出チューブをタンクに差し込んで
循環させてください。
(2)IN側またはOUT側のポンプ内バルブにゴミが付着した場合。
溶媒タンク内にゴミなどが混入すると発生し易くなります。
(吸引チューブ先端のフィルタ付きおもり(錘)のフィルタが外れていないか確認してください)
対処法 : ポンプの分解が必要となりますので、
フリーダイヤル0120-47-6411にご連絡ください。
(3)IN側チューブジョイントの固定不具合。
ポンプとの接合部の緩み、またはゴミ付着などで気密が不足すると吸引しなくなります。
対処法 : ジョイントを外し、汚れ・フェラルの歪みなどを点検して
再締め付けが必要です。
フリーダイヤル0120-47-6411にご連絡ください。
(4)ダイアフラムの劣化、または気密漏れ。
・ダイアフラムは、高速可動するのでいずれは劣化します。
ポンプメーカ保証は6ヶ月ですが、弊社経験での実力寿命は5年以上です。
(ただし、あくまでも経験値で、寿命を保証するものではありません)
・4本のねじでしっかり固定されているが、ねじの僅かな緩みなどで気密が漏れ
吸引不足が発生することがあります。
対処法 : ポンプの分解が必要となりますので、
フリーダイヤル0120-47-6411にご連絡ください。