電量法、容量法の選ぶ目安は?
試料の性質(原理の違い、測定試薬との反応)によるところもありますが、まずは、それぞれの滴定法における測定範囲が選択の目安となります。
電量滴定法
測定原理: 電気分解により発生させたヨウ素が水分と反応し、消費したヨウ素を流した電気量から水分量を計算する。
使用試薬: 発生液、(対極液)
測定範囲: 5μgH2O〜300mgH2O(数ppm 〜 数%)
容量滴定法
測定原理: 滴加したカールフィッシャー試薬の体積から水分量を計算する。
使用試薬: カールフィッシャー試薬、脱水溶剤
測定範囲: 0.1mgH2O〜500mgH2O(数10ppm 〜 100%)
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