電解セルの洗浄方法について教えてください。
下記の手順をご参照ください。
★手順書は下記URLからダウンロードできます。
https://www.hiranuma.com/support/qa/cell_cleaning.pdf
1、電解液を抜く。
ドレインコックの下に廃液を受ける容器を置き、ドレインコックを開き電解液を抜いてください。
少容量電解セルの場合は、付属の対極液交換用洗浄びんを用い、スポイトの要領で発生液を吸出してください。
このとき発生極、発生対極を傷つけないよう注意してください。
2、対極液を抜く。(一室電解セル、少容量電解セルの場合は不要です)
対極セルふたをはずし、付属の対極液交換用洗浄びんを用い、スポイトの要領で対極液を吸出してください。
このとき発生対極を傷つけないよう注意してください。
3、指示電極、共栓、乾燥管をはずす。
1)指示電極、共栓、乾燥管を電解セルふたからはずしてください。
2)指示電極は、メタノールまたはエタノールを含ませたキムワイプ等で先端を軽く拭いてください。
4、電解セルふたをはずす。
クリップ(3箇所)をはずし、電解セルふたをはずしてください。
摺り合わせ部が動かなくなることがあります。
電解セルふたに密着したときは、ドライヤー等で電解セルふたを温めますとはずれます。
このとき、高温で温めますと電解セルふたが変形することがありますので、70℃以下で温めてください。
5、発生極をはずす。
発生極取付ナットをゆるめ、発生極をはずしてください。
6、イオン交換膜取付用ナットをはずす。
(一室電解セル、少容量電解セルの場合は不要です)
イオン交換膜取付用ナットをはずしてください。
イオン交換膜は電解液またはメタノールに浸して保管してください。
7、対極セルクミ(一室電解セル、少容量電解セルの場合はセルふた)、
電解セルの洗浄。
1)電解セルのドレインコック部のねじをはずしてください。
2)中性洗剤を使用しフッ素グリースや汚れを落としてください。
対極室内に結晶等が付着する場合があります。
この結晶は、セルふたを水の中に一昼夜浸しておくと、水に溶けて落とすことができます。
3)洗剤で洗浄後は、流水で洗剤をよく洗い流し、軽く純水または
イオン交換水ですすいだ後、乾燥機で70℃以下の温度で乾燥してください。
8、電解セルの組立
下図を参考に電解セルを組み立ててください。
二室電解セル

一室電解セル

少容量一室電解セル
